「しゅうそく」・・・?
日本全国、全世界でのコロナ騒動が一刻も早くおさまってほしいところですが、ひとつ気になることがあります。
コロナが「しゅうそく」することをみなさん切望していると思いますが、その「しゅうそく」は「収束」ですか?それとも「終息」ですか?
私は理系の大学を出ているので「しゅうそく」と聞くと、「収束」を先に思い浮かべてしまうのですが、確かにこっちの「終息」もあるよなぁ・・・と。
ということで「収束」と「終息」の違いを調べてみました。
辞書での定義
まずは辞書でどう定義されているか、それぞれ調べてみます。
「収束」
こちらは「混乱がまとまって収まりがつくこと」となっています。コロナ騒動に対して使っても大丈夫な気がします。
「終息」
もう一方の「終息」は「終わって、やむこと。」となっています。んーこれもコロナ騒動に対して使えそう(というか例文がまさにそれ)ですが、結局どちらの漢字を使えばいいのかわかりません。(終熄って書くのもありなんですね)
ということで、もう少し掘り下げます。
使い分け
・・・と思ったのですが、以下にほぼ答えがあったので、そのままお借りしてきました。
やはり「日本語」といえば、NHKさんですね。2003年の日付ということで、当時流行していたSARSウィルスの時も「収束」か「終息」かが話題になったのでしょう。(奇しくもSARSもコロナなんですね。発生源は・・・)
こちらの結論をそのまま参照させていただくと、
「終息」は「完全制圧」であるのに対して、「収束」の場合には、ほぼ事態が収まっていることを意味します
ということでした。
ウィルス問題に対しては、どちらの「しゅうそく」も使う可能性があるので、話の中で登場した場合は、どちらの意味なのかしっかり考えなくてはいけません。(発信する側であればなおさら)
終わりに
ここまで、「収束」と「終息」について調べてきました。本日2020年5月22日時点の新型コロナウィルスの状況は、「収束」に近づいているが、「終息」にはまだ時間がかかるといったところでしょうか。
感染予防と、なにより懸命にコロナと闘ってくださっている方への感謝を継続していきましょう!